2019年9月10日火曜日

大人の欲望のためではない子どものための里親制度

里親制度は子どもが欲しい夫婦のための制度ではない!


これは、研修でもしっかりと学ぶことなんですが、里親になろうとする夫婦は、子どもがほしいけどなかなか出来ない人が多くて、

不妊治療の末に選択することが多いのね。


うちは、不妊治療すらしてないけど、やっぱり、里親に興味を持つとっかかりって、子どもを授かれない「代わり」として考える人が多いと思うのです。


さて、その「代わり」として預けられた子どもはどんな気持ちでしょう。というところを考えないといけないわけです。


里親制度は、あくまでも、実親のもとで過ごすことが出来ない「子どものため」の制度であり、大人の欲望を満たすための制度ではないのです。


動機は"私は"「子どもがほしい」であっても、里親となるときには、"子どもが"「健やかに過ごせるために」と主語を変えて考えられるようにならないと里親には向かないのかなと思います。そもそも、親に向かないと思います。


そんなこんなで、現在は、児童相談所の職員の方の家庭訪問待ちです。2ヶ月以内には調整してくれるそうです。

2019年9月6日金曜日

養育里親を増やしたい

養育里親を増やしたい

養子はなんとなく聞いたことある人がいると思います。
里親に関しては、ペットに関しては聞いたことある人もいるかもしれないけど、子どもの里親に関して知ってる人は少ないかもなぁって感じですよね。

簡単に言うと、養子は他人の子どもを自分の戸籍に入れて自分の子どもとすること。親権がある。
里親は自治体で保護した他人の子どもを預かって育てること。親権はなく、親権の一部となる「監護・教育権」「懲戒権」のみ与えられるそうです。

民放で親権「監護・教育権」「居所指定権」「懲戒権」「職業許可権」「財産管理権」「代表権」などがあります。

現在、実親のもとで暮らせない子ども1/7しか里親の元には行けず、それ以外は施設で暮らしてます。(平成29年厚生労働省:社会的養護の現状について)
里親委託数:5,000
児童養護施設、乳児院:30,000

自治体としても、施設での養育よりも、家庭での養育を推進しているのですが、全体的に里親が足りない状況です。

子どもが欲しい家庭としては里子ではなく養子としたい気持ちがあると思いますが、親権を手放したくない親が多いんですね。
いつかは迎えに行けるかもしれない、お腹を痛めて産んだ子だから、自分の血が流れている子だからということで、絶縁したくないのでしょうね。

でも今の現状としては養子縁組の数は、実親と暮らせない全体数の1%にも満たない状況ですね。

養子縁組は倍率が高いのです。
逆に養育里親は足りてない。

だったら養育里親を増やした方がいいですよね。

あなたが子どもが欲しい理由はなんですか?
血の繋がりがそんなに重要ですか?
老後の面倒を見てもらうために子どもが欲しいんですか?
お腹を痛めて産まないと愛着が湧かないとでも思ってるのですか?

大事なのは、一緒に過ごす時間、共に共有する感動や思い出じゃないですかね。
子育ては無償の愛とも言われますが、それには血の繋がりが必要なんですか?

里親は子育てには十分すぎるほどの手当てが出ます。下手すると新卒の初任給くらいの手当てがもらえる場合もあります。

もっと、多くの方に里親制度を知ってもらって子どもの欲しい家庭と家庭が欲しい子どもが幸せに暮らせるような世の中になればいいなと思います。



2019年9月5日木曜日

養子でも良くない?その考えから始まった

これは、養育里親になるまでの備忘録として記すメモのようなものとして書いていきたいです。

今は、里親基礎研修が終わり、これから家庭訪問という状況です。

里親登録までには1年ほどかかります、
説明会への参加、面談、基礎研修、面談、書類提出、家庭訪問、実地研修、修了研修、里親認定
といった感じです。

児童相談所の方も忙しいのでそれぞれでスケジュール調整が必要です。

なので、ゆるゆると里親申請を進めていく感じになります。

その間考えることも多いと思うので、その時間も大切に過ごしていこうと思ってます。